正義と悪義
ため息の重さで乱れる針
捕らぬ狸の皮算用ばかり
思考回路を制限されては
無機質に追いかけてるヒューマノイド
ここぞとばかりに締めたネクタイ
出鼻くじかれ崩れる兵隊
憂う気持ちを逆手に取られて
お人好しも程々にしなさんな
晴れの日に傘を貸して
雨の日にはそれを取り上げて
この正義と悪義の狭間で
砂を噛むような時を過ごしている
あの日こぼれた涙は血となり
肉と化して変ずる
少年時代にテレビで見てた
憧れはいつかシャブに溺れた
光と闇は紙一重なんだ
あなたが全てを教えてくれた
今を生きるだけじゃなくて満たすことは
難儀な話だと
この正義と悪義の狭間で
いつか黒を“白”と偽った
少年時代の僕らはきっと
黒は“黒”と言えていた
光が射す方に導かれていった
右手を伸ばして
この正義と悪義の狭間で
砂を噛むような時を過ごしている
あの日こぼれた涙は血となり
肉と化して変ずる
この正義と悪義の狭間で
いつか黒を“白”と偽った
少年時代の僕らはきっと
黒は“黒”と言えていた
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